りょかちさん( @ryokachii )の記事。
— みずき (@milare_key) 2019年1月22日
確かに…の連続でした
一方、スマホにより「何時間でも待てる」っていうのが現代人の新しい特徴なのかもなとも思ったり。
それを記事にしたい。(する)
オチまで3秒が限界?私たちは私たちの「短気」をもっと意識すべきかもしれない https://t.co/fT8rSu4sHd
今日、りょかちさんの記事を読みました。
例えば、Amazonの誕生によって、「ネットで買い物したら、明日か明後日には届く」ということが普通になってしまった。買い物をしていて「届くまで1週間かかる」と言われたら、苦い顔をしてしまう私たちは、どんなに忙しい生活を過ごしているのだろうか。以前までは普通のことだったのに、すっかり短気になってしまった。
最近は翌日配達に飽き足らず、「プライムナウ」や「アマゾンフレッシュ」など、「ほしい!」から配達までの時間はますます短くなっている。
さらには、「ほしい!」から手に入るまでの“手順の煩雑さ”に関しても、ずいぶん短気になったのではないか。究極はアマゾンダッシュボタンだ。ほしいと思ったら押すだけで注文できる物理的なボタンは「スマホを持つ→検索→発見」までのフローさえも一切吹き飛ばしてしまった。
こんな冒頭から始まり、中食ブームやストロングゼロのブームなどが紹介されていた
いました。
本当に「確かに…!」の連続で、3ページがあっという間でした。
りょかちさんの文章は、わかりやすく、そして親しみやすい言葉で書かれているのでとっても好きです。
ちょっと前の記事ですが、これも好きでした。
(これは書かれているんじゃなくて、登場しているだけですが)
最近ブログを復活させたばかりなので、りょかちさんのような文章を書けるように改めていろんな記事を読み返したいなと思ってます。
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さて、このりょかちさんの記事を読んで思ったことが1個。
確かに短期になっていっている自覚はあるし、世の中のサービス設計の流れもそのように感じますが、一方で我々が常にネットに繋がっている状態になったこと ( =スマホを常時持っていること)によって、"待つこと"に対する耐久力はあがったんじゃないかと思います。
サービスはすぐに提供されたいけど、待とうと思ったら待てる、という感じです。
例えば、みんなゴンチャ
には平気で長時間並びますし、行列のできる◯◯系は跡を絶ちません。
ミッキーパイセンのいるディズニーランド/シーの各アトラクションもその代表例です。
スマホがない時代なら、おしゃべりをしているか本を読むことくらいしか時間を潰せなかったのが、スマホがあればだいたいのことができるようになりました。
ブログを読む、Twitterをする、ゲームをする、動画を見る、LINEをする、待っている間自撮りをしてInstagramにあげる
…などなど、待ち時間にありとあらゆることができます。というか、場所こそそこに固定されているものの、あんまり"待ち時間"という感じがしない気がします。
これまで"死に時間"だった時間が、割と生きてる時間に変わった感じです。
あなたがもし、“カスタマージャーニーマップを描く”側の人間ならば、各フェーズにおけるユーザーの心情を丁寧にあぶり出すよりも、各フェーズを削ぎ落とすことが、ユーザーの笑顔をアップデートさせるための近道なのかもしれない。
サービス設計者の立場としては、短気な現代時に対して配慮した設計をしなくてはいけないなと思う一方、"どう待たせるか"みたいな設計も面白そうだなと思います。
ディズニーランドは、
# 課題
* 企業にとって
お客さんがアトラクション列に並んでいるので、
お土産や飲食店にお金を落とさず、収益が上がらない。
* お客さんにとって
待つのしんどい
という課題を「ファストパスの発行」という解決策で、
* 企業にとって
お客さんが待ち列から開放され、購買活動をしてくれるので、
収益UP!
* お客さんにとって
待た無くて良い!
と解決しました。
これとおんなじようなことが、スマホの台頭による"待ち時間の変化"によって各地で起こりうるんじゃないかと思います。
自分のお店に並んでくれているお客さんに対して、待っている間に提供できる追加のサービスってなんだろう?方面で考えていったら面白そう。
数年後には、"待ち時間"っていう概念がなくなってそうだな、なんて思ったりしたのでした。
りょかちさん