※ 過去のブログからお引越しをしてきた記事です。
これは、しがない地方都市のポケモントレーナーの実験記録である。
泣く子もだまる勢いで爆発的な伸びを見せている”ポケモンGO”。
文化と歴史のつまった任天堂にGoogleから飛び抜けたNianticの地図DBと技術力とスピード、これらが合わさると手がつけられませんね。
コロニーな生活プラスやIngressに代表される位置ゲー要素×ポケモンという最強IP
は、ヤバイなぁ…。
さてさて街を歩いていると気になるのが”花の舞っているポケストップ”ですよね。
あれはルアーモジュールというアイテムで、使うとそのポケストップの周りにポケモンが集まるというものです。
ゲーム内でこのように花が舞っている状態の場所。ふと画面から目を離して現実世界の周りを見渡してみると…
こんな感じで人が集まっています。360度人がいました。
(東京都五反田駅近辺で撮影。自宅は地方なものの、たまたま東京にいてポケモンGO解禁を東京で体験できた嬉しい。)
●--------------------●
さて後日、家のある地方都市に帰ってポケモンGOを起動!
周りを見渡してみるとイマイチ花も舞っていないし、ジムも盛り上がってなさげ。
あれ?
でもめげません。むしろやってみたいことができました。
ひとけのないスポットで花舞わせたら人ってどんくらい来るんだろう…?
果たしてどんくらいこのルアーモジュールには人を集める力があるのでしょうか。
気になったので検証してみました。
●ルアーモジュールとは?
ポケストップに対して使用することで、30分間そのポケストップにポケモンを引き寄せる。使用するとそのポケストップがMAP上で花が舞うエフェクトがかかるようになる。
”おこう”と違って、使用した本人だけでなく他人にも効果をもたらすため、MAP上に花が舞ってるとだいたいの人がそのポケストップに行ってポケモンを乱獲する。
東京の若者が集まるエリアのポケストップの何個かは常に花が舞っててお祭り状態である。
以下、ルアーモジュールを使う人のことを花咲か爺さんとする。
●実験概要
某地方都市の自然公園内で2カ所に対してルアーモジュールを使用。実施中に何人が来たかを測定。また人が滞在したかそうでないかの理由も考察した。
●実験場所解説
駅直結でいくことのできる大きな自然公園。沼があったり森があったり、走れたりアスレチックがあったり科学館があったりと盛りだくさんで、地域の小学生の校外学習の必須ポイント。
ポケストップが比較的多くあることと花咲か爺さんがいることが多いためポケモンGOスポットとなりつつある。
森林公園の花咲か爺さん出没スポットは
①駅直結の広場
②出口付近の健康広場
の2カ所である。
①と②をつなぐ道は公園内でも動線となっていて人の流れも多い、そのためポケモントレーナーも多い。①の花が消えたら②へ、②の花が消えたら①へと移動するヤツ多そう。
※東京都民はこの森林公園を代々木公園や新宿御苑のようなものだと勘違いしないで欲しい。地方の大きな自然公園はお祭りの日以外、基本的に人は少ないものなのである。
以下、具体的な集客人数を記載するが
「少なっ!新宿御苑はピカチュウのために1000人やで」
とか思わないでいただきたい。普段、その公園に居る人の数はそもそも「0」なのである。
●実験結果概要
・ルアーモジュールに寄せられて人はそこそこ来る
・「道すがらに寄る」はもちろんのこと「わざわざ足を運ぶ」という行動も取る
・ポケモンの出が悪いと花が舞ってても離れる
●実験①
①と②を結ぶ道からほんの少しだけ外れた所にある人通りのない東屋(あずまや)を選び、そこにルアーモジュールを設置し、人が何人来るのかを検証した。
奥に見える花の舞うポケストップが駅直結の広場。
ジムも併設されてるので人気が多い。
※普通に遊んでる最中に「あっ、この実験したい」と、思って急遽始めたため、自分用に”おこう”たいてました。
開始4分で8名がきました。
普段はハトにエサをやるおじさんかランニング中に一休みするおじさんしかいない東屋なので8名も若者がいる(全員画面凝視)というのはかなりレアな展開。
さぁ結構ポケモンも集まってきたし、実験も終盤。結果はどうなったのでしょうか?
●最終結果
ルアーモジュールが集めたもの
・38名のポケモントレーナー(30分)
・大量のズバット
・大量のポッポ
・大量のキャタピー
・大量のナゾノクサ
・大量のコラッタ
・そこそこのコイキング
・そこそこのイーブイ
・そこそこのニャース
・1度だけガーディ
・思わせぶりなロコン
・思わせぶりなフシギダネ
・思わせぶりなミニリュウ
・大量のポッポ(写真参照 ※近くに巣があるだけ)
やるやん!
という感じでしたが、後半ズバットしか出てこなくなったら人がいなくなっていったのででるポケモンにも左右されるのかなぁと。
●実験②
ジムがそばにあるっていう条件はなんか効果をもたらすのかなぁという点と、ちょっと坂を登って奥に行かないといけない場所(ちょっと面倒くさい場所)に設置した場合
ポケモン欲しい>面倒臭い
ポケモン欲しい<面倒臭い
がどんくらいなバランスなのかみたい!と思ったため、実験②を実施。
先ほどの東屋から300mほど離れ、坂を登ったアスレチックゾーンのあたりにルアーモジュールを設置。
左の写真、画面左下にあるポケスポットがさっきまでいた所。
ここにくるためには表示されていない道を歩いてぐるっと回ってこないといけない。
この辺りで友達から「行きたい」との連絡が。改めてみんなやってんだなぁと実感。
近くにジムがあったのでスターミーちゃんで占領。
もうこの公園は私のものである。(帰り際に他の方のシャワーズにやられた模様)
●最終結果
ルアーモジュールが集めたもの
・13名のポケモントレーナー(30分)
・大量のズバット
・そこそこのトサキント
・そこそこのイーブイ
・そこそこのドードー
・そこそこのビードル
・そこそこのコイキング
・1度だけピッピ
・大学の友達(試験帰りにポケモンしてたら花舞ってたから来たとの事)
さっきより結構集客パワー落ちた感じもする。さすがに人通りがない所に人を流すくらいの力はもうちょっとタイミングとかやり方とか考えないと効果薄いのかも。
●まとめ
結構人が集まるんだなぁという感想。自営業の方とか自宅をポケストップに設定できたらそこに自販機おいて毎日ルアー垂れ流してるだけで自販機の売り上げあがるんじゃないかって思うくらいでした。
●ポケモンの出現の仕方について
先日まで東京にいて、渋谷、五反田、六本木、青山、明治神宮、新宿、東京駅とメジャースポットを回ることができたけど、明らかにそっちの方が出てくるポケモンも強いヤツが多かった気がする。人も多いしスポットも多いから盛り上がるし。
ゲームは場所を関係なく誰でも平等に楽しめるってのが良い点の1つだと思うけど、実際の地図や人口とリンクされているポケモンGOだからこそ現実の差がゲームにも差として生まれてしまった印象があります。
●おまけ
ジム戦ってジムにポケモンおいてきちゃうと自分は使えなくなってしまうって今日知りました(笑)
強いポケモン残していけないのしんどい…
それにしても渋谷のルアー祭の時に捕まえたポケモン達はだいたい平均するとCP300-400くらいだったように思うのだけれど、地元では200-250がいい所な気がする。なんでこんなに違うんだろう。
でも地元の周りのジムにはカビゴンとかリザードン置いてる人がいるから、獲れることは獲れるんだよなぁ。
まだまだ謎が多い。
東京、それから世界のトレーナーのみなさーん!
今、地方に行ってジム戦すれば強いポケモントレーナーいないので、ほとんどの箇所でジム制圧できますよー!これを機に地方に遊びにきてみてくださーい!
※近所のジムを4つ落としたときの写真。CP1000を超えてるジムがほとんどないため結構ごり押しでも勝てちゃう。回避できる人なら余裕。
ジムのカビゴン達にカイロス先輩(恵比寿ガーデンプレイス産)のじごくぐるまが火を噴いてました。
※CP2000のカイリューとか置かれたらマジでしばらく勝てないと思うのでみなさんの元にカイリューが帰れるのはしばらく先になる予感。
長文、ご覧頂きありがとうございました。
またのご来店をおまちしております。